藤電メンバー 佐々木さんのレポート

 大震災以降、代替エネルギーの開発・導入が盛んのなる中で売電型の太陽光発電システムが様々な規模で増えてきている。今回、発電した電気を蓄電池に貯め、自家発電自家消費をするのオフグリッドシステムの価値を見極めるために、導入したSun Yummy System(自作太陽光発電オフグリッドシステム)での検討結果を報告する。

 【導入】

2014年5月
太陽光パネル 200W +100W×2+50W 
インバーター 2500W 
バッテリー  115ah 4台

 

【電力の使途】
冷蔵庫の常時電力供給(60%)、PC(20%)、照明(10%)、携帯電話・充電池等の充電(10%)使途機器での自家発電電力使用率は80%以上(⋆パーセンテージは感覚値)

 

【家族構成】
大人2人子供3人

 

【エンドポイント】
導入後1年間と前年同期の使用電力量・電気代の比較

 

【結果】
2013年5月~2014年4月 6,946kWh  198,360円
2014年5月~2015年4月 4,915kWh  149,523円 
削減額 48,837円 削減率 24.6%

導入後、全ての月で前年の電気使用量を下回った。
電気料金の値上げに伴い2014年6月請求額が前年を越えた。
電気代削減額は24.6%減の48,837円となった。


【考察】
機材の投資は約20万円であり、4年で回収を見込めることが分かった。削減額はバッテリーのメンテナンスコストに充てられる予定のため、コスト的なメリットは大きくない。
しかしながら、今回のチャレンジは、電力の依存度を減らしたことを意味し、防災の観点でエネルギー的に安心感を得たという2次的な効果がとても大きかった。加えて、家族が節電・省エネ意識を持ち得たことが何より大きな成果だと考える。


【結論】
小型の太陽光発電オフグリッドシステムは、一世帯の電力をまかなうには非力であるものの、使用電力量とその電気代の削減に貢献し、非常時の電力供給や電気に対する意識の向上に大変有用であると思われる。